家づくりお役立ちブログ

シリーズ企画木と暮らす林材木店の家第2回「丸太から木材へ。製材所の様子をご紹介します」

こんにちは、栃木県真岡市、宇都宮市、小山市、下野市などを中心に栃木・茨城エリアで注文住宅を手がけている林材木店です。

材木店として木とともに歩んできた歴史を持ち、木の魅力をいかした家を作り続けている私たちの“国産材への想い”をお伝えするシリーズ企画「木と暮らす林材木店の家」
今回は伐採された丸太が「木材」へと生まれ変わる場所である製材所の様子をご紹介します。

シリーズ企画 木と暮らす林材木店の家第1回「木材が生まれる場所を訪ねて」はこちらから(https://www.h-wood.co.jp/blog/523

製材所に運ばれた丸太は専用の機械で樹皮が剥かれていきます。樹皮を剥くことで、伐採の最中に噛んだ小石を取り除くことができます。

樹皮を取って四角にカットされた木材を専用の窯で乾燥させて、水分を抜いていきます。木材が水分を含む割合は木材の質を高める重要な要素になりますので、木の性質に合わせて綿密に計算して目標の含水量まで乾燥させることになります。

乾燥させて木材を決められた寸法に正確にカットして仕上げます。ここまで来たら製材の工程は完了。木材市場へ出荷されていきます。

今回ご紹介したのは栃木市にある製材所ですが、県内にはこうした製材所が20箇所以上あり、中にはスギやヒノキを専門に扱う製材所も。製材所によって品質に違いがあるので、木材市場で仕入れる際にはどこの製材所で製材されたのかも確認しながら見定めていきます。

木材市場と違って製材所を訪れる機会はめったにありませんが、こうして丸太が木材へと仕上がっていく様子を見ていると、長年材木店として商売を続けてきた林材木店のルーツを知ることができて感慨深いものがあります。