- 林材木店の家づくり
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高性能住宅と言える基準は?Ua値・C値って何?
こんにちは、栃木県芳賀郡を中心に真岡市、宇都宮市、小山市、下野市など栃木・茨城エリアで注文住宅を手がけている林材木店です。
高性能住宅について調べるとよく目にする「Ua値」や「C値」という言葉。これらは家の断熱性能や気密性能を数値化したもので、高性能住宅の目安となる重要な指標です。しかし、数値だけに注目するのではなく、バランスを考えることも大切です。今回は、Ua値・C値についての基本知識と、林材木店が大切にしている「バランスの取れた性能」について解説します。
■Ua値とは?
Ua値(外皮平均熱貫流率)は、家全体から熱が逃げる量を表す指標です。この値が低いほど、断熱性能が高い家と言えます。一般的な目安として、以下のような基準があります。
・Ua値0.87以下:現行の省エネ基準を満たす性能
・Ua値0.6以下:高断熱住宅と言えるレベル
・Ua値0.3以下:超高断熱住宅の水準
林材木店では、お客様のご希望に応じて標準的なUa値0.4程度から、より高性能なUa値0.3以下の住宅まで幅広く対応しています。
■C値とは?
C値(隙間相当面積)は、家全体にどれだけ隙間があるかを示す指標です。この値が小さいほど、気密性が高い家と言えます。
・C値2.0以下:現行の省エネ基準を満たす性能
・C値1.0以下:高気密住宅と言えるレベル
・C値0.5以下:超高気密住宅の水準
林材木店では、C値0.5以下を標準として、さらに高い気密性能を求めるお客様にも対応可能です。
■数値だけでは分からない「バランス」が重要
Ua値やC値が低ければ低いほど高性能と言えますが、それだけで「快適な家」になるわけではありません。重要なのは、断熱・気密性能のバランスです。
たとえば、壁の断熱材を非常に厚くしてUa値を下げても、窓(サッシ)の断熱性能が低いままだと、窓から熱が逃げてしまいます。このように、どこか一部分だけ性能を高めても、住宅全体の快適性やエネルギー効率は損なわれてしまうのです。
また、C値が極端に低すぎる場合、家の隙間が全くないために、逆に湿気や結露が発生しやすくなることもあります。これらを防ぐためには、壁、屋根、床、窓など、住宅全体の性能バランスを考えることが重要です。
■林材木店のこだわり:バランスを重視した性能設計
林材木店では、高性能住宅を実現するために以下のポイントにこだわっています:
1. 全体の断熱バランスを考えた設計
壁や屋根の断熱材、床の断熱、窓のサッシの性能をバランスよく設計します。外断熱を採用し、スタイロフォーム(50mm)などの断熱材を使うことで、壁と窓、屋根が調和した性能を発揮します。
2. お客様のニーズに応じたUa値の提案
林材木店では、標準的なUa値0.4以下から、さらに性能を高めたUa値0.3以下の住宅まで対応可能です。コストと性能のバランスを考えながら、最適なプランをご提案します。
3. 実績に基づいたC値の達成
C値0.5以下を標準とし、全棟で気密測定を実施しています。数値だけに頼らず、実際に測定することで、性能を確実に保証しています。
■数値にとらわれすぎない家づくりを
数値は確かに住宅性能を測る重要な指標ですが、それだけにとらわれるとバランスの悪い家になりかねません。例えば、C値やUa値が優れていても、設計のバランスが悪ければ快適な住環境を維持することは難しいです。
林材木店では、「性能バランス」を第一に考え、全体が調和した家づくりを心がけています。これにより、冬は暖かく、夏は涼しい、快適でエネルギー効率の良い住まいを実現しています。
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